チューさんの家庭菜園畝作りと作付け

 チューさんは香川県に住んでいます。周りは田や空き地で、日当たり風通し水はけもよい場所です。この三つは野菜作りに大事な条件です。家には130平方メートルの畑があり、チューさんはここで35年前から家庭菜園を作ってきました。

 家庭菜園は、多種類を少量づつの生産、 一つの種類で何回にも分けて収穫したい、 採算はそれほど考えない、これらが特徴でしょう。この条件に合うような作り方を考えました。野菜栽培に関する本は何冊も出版されていますし、家庭菜園のホームぺージもたくさんあります。一つ一つの種類の作り方はそちらにお任せしましょう。チューさん流・家庭菜園作りの基本を見てください。
 畝(うね)作り  
 
 家庭菜園ではいろいろな野菜を作ります。種類や品種ごとに最適の畝幅と株間があります。でも狭い家庭菜園では幅の違う畝をいくつも作るのは難しいので、チューさんは畝幅140センチ(畝1メートル・通路40センチ)、畝の長さ3メートルに統一しました。このサイズがどの野菜にも適応し、管理もしやすく、家庭用各種園芸資材にも寸法が合うからです。カボチャとスイカは2畝をつなぎ、サツマイモは1畝を二つに分けて高畝にします。
畝幅を140センチにしたときの株間と列数
コカブ・ニンジン・ゴボウはすじまきして間引きした後の株間です
野菜の種類 株間と列数 野菜の種類 株間と列数 野菜の種類 株間と列数
キュウリ 60cm 1列 ソラマメ 60cm 1列 ネ ギ 30cm 3列
スイカ 2畝
1〜2株
インゲンマメ 30cm 2列 タマネギ 縦横15cm
カボチャ エダマメ 35cm 2列 ダイコン 25cm 2列
メロン 1〜2株 ハクサイ 50cm 2列 コカブ 12cm 3列
ナ ス 80cm 1列 キャベツ 50cm 2列 短根ニンジン 12cm 3列
トマト 40cm 1列 ハナヤサイ 50cm 2列 金時ニンジン 15cm 2列
ピーマン 60cm 1列 ブロッコリー 45cm 2列 ゴボウ 15cm 2列
イチゴ 20cm 2列 レタス 35cm 2列 ジャガイモ 30cm 2列
トウモロコシ 40cm 2列 アスパラガス 60cm 1列 サトイモ 40cm 1列
エンドウ 45cm 1列 ホウレンソウ 3列すじまき サツマイモ 半畝40cm


ホウレンソウの雁木まき
 コマツナやシュンギク・ハタケナなどの菜類の株間はホウレンソウと同じです。菜類やコカブ・短根ニンジンなどは雁木(がんぎ)まきという作り方もあります。

 雁木まきとは、畝の長辺に対して25センチくらいの間隔で、すじを付けてたねをまくことです。何日かごとにタネをまいて、順次収穫します。畝立てをしたら、後でまくところにはシートをかけておくと土が固まるのを防げます。

       
  作付け計画

  チューさんは毎年11月に翌年の春夏作、5月にその年の秋冬作の作付け計画を立てます。過去の記録を見て、畝ごとに作る種類を決めますが、忌地(いやじ)を避けるために、同じ種類は前に作ってから3年以上あけることにしています。エンドウは5年以上あけます。ナスとピーマン、キャベツとブロッコリーなど縁の近い種類は同じ一つの畝で作ります。

 作付けが決まったらタネを点検して、足りないものや古くなったものは品種(ひんしゅ)を決めて早めに買っておきます。チューさんは信用のある種苗会社から通信販売で買っています。

 
次の図は、ある年のチューさんの菜園の作付け図です。
 この図ではカボチャの畝を縦に長くつないでいますが、横につないで幅の広い畝にしてもよいのです。サトイモ(貯蔵)とは、夏に栽培したサトイモの葉を晩秋に刈り取って、シートや古い毛布などで畝を覆い、地下のいもが埋まったまま春までたくわえる方法です。四国は温暖なのでこの程度の防寒で貯蔵できます。また冬耕とは、何も栽培していない畝を冬のあいだに深く耕して、土を寒気にさらすことです
 作りたい野菜の種類と品種を決めて、お好みの作付け計画をお作りください。
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