チューさんの家庭菜園 暦と種苗

栽培カレンダー
栽培カレンダーは、野菜の種類ごとにタネまき(播種 はしゅ)や畑への植え付け(定植 ていしょく)の時期を年間の表にしたものです。どの種類の野菜をいつ播いたり植えたりするかは、地域によってずいぶん違います。同じ地域でも標高が異なると栽培期間が変わります。温床やトンネルやハウスなどの被覆材料を使って保温することによって、栽培時期を早めたり遅らせたりすることもできます。また、同じ種類でも栽培時期が変わると品種も変わることが多いのです。チューさんは次のような自分用の栽培カレンダーを作っています。














チューさんの栽培カレンダー(四国瀬戸内地方基準)








タネまき(播種) 植え付け(定植)
 春レタスA (箱)
 春ブロッコリー (箱)
 春レタスB (箱)・カボチャ (箱)
 ホウレンソウ(T) ・菜類(T)  春レタスA (ベT)・ジャガイモ
 春レタスB (ベT)・カボチャ(T)
 ホウレンソウ→・菜類→・ネギ  春ブロッコリー (ベT)
 春キュウリ  サトイモ(ベT)
 インゲン・エダマメ  ナス(T)・ピーマン(T)・トマト(T)
 オクラ
 フダンソウ→
 ササゲ
 クロマメ・夏キュウリ
 早生キャベツ・芽キャベツ
 早生ブロッコリ
 ネギ苗掘り取り
 短根ニンジン
 冬キャベツ・晩生ブロッコリ
 金時ニンジン
 コマツナ→・パセリ・秋レタス  早生キャベツ・芽キャベツ
 早生ブロッコリ・ネギ・ワケギ
 秋ダイコン・タイサイ
 結球ハクサイ・冬ダイコン
 1月レタス・ホウレンソウ→  冬キャベツ・晩生ブロッコリ
 春キャベツA・3月レタスタマネギ
10  秋レタス
 春キャベツB  1月レタス(T)パセリ
11  エンドウ  3月レタス(T)・春キャベツA
 タマネギ・春キャベツB


上の表のタネまきの欄で、黒字の種類は畝に直播(ちょくはん・じかまき)します。

赤字
の種類は小さい素焼き鉢にタネをまいて、本葉が出てから直径7.5cm の黒いポリ鉢に植えます。苗が大きくなったらさらに直径12cm の黒いポリ鉢に移植し、大苗にしてから畝に定植します。 青字のネギ・タマネギは畝の一部を苗床にして苗を作ります。

(箱)は、寒い時期なので苗作りに保温箱を使うことを示しています。→ のマークは、この時期から以後の意味です。タネまき植え付けの両欄を通じて、(T)はビニールトンネル栽培、(ベT)はベタ掛けシートでのトンネル栽培、(T)は植え付け時は被覆をせず12月以後にビニールを被覆してトンネル栽培することを表わしています。ナス・ピーマン・トマトは自分で苗を作らず、買った苗を植えています。

 
保温箱での春レタスの鉢育苗   秋レタスの鉢育苗
保温箱には発泡スチロールの箱を使います。箱の中に水を入れたペットボトルを置き、苗の小さいあいだはその上に鉢を載せています。軒下の陽だまりに置いて、昼はアクリル板をかぶせ適当に隙間を空けて温度を調節し、夜はスチロールの蓋を閉じて古毛布などで覆って保温します。これでレタスやブロッコリー・カボチャなどを育苗しています。

初秋レタスの鉢育苗では、ポリ鉢に植えて間もない小苗を蓋つき育苗トレーに入れています。しおれなくなるまで蓋をして涼しい日陰に置き、徐々に陽に当てて活着したら箱から出します。夏まきのキャベツやブロッコリーなどもこの方法で育苗しています。
 
早春のトンネル被覆   初秋の寒冷紗トンネル
早春のトンネル被覆の写真のうち、右上の1畝がビニールフイルムトンネル、ほかの3畝はべたがけ資材のトンネルです。ベタがけ資材は雨や風を適度に通しますが、ビニールフィルムは密閉となるので、保温効果が高い代わりに温度調節をこまめにする必要があります。寒い夜はトンネルの上を古毛布で覆います。

寒冷紗トンネルは強い日射や夕立の激しい風雨や害虫から苗を守る効果があります。日射で苗がしおれるときはトンネルの上にすだれをかけます。
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タネまきと苗作り
タネは野菜作りの基本材料です。手間をかけて栽培しても、発芽力が弱かったり品種の性質が違っていたりしてはがっかりしますね。チューさんは大手種苗会社からタネを通信販売で取り寄せています。野菜の種類や品種がたくさんそろっていて、タネの発芽力も強く、安心して使えるからです。良いタネを少なめにまくのが上手なタネまきだと思います。

タネはチャック付きのビニール袋かポリプロピレン袋に入れ、乾燥剤を同封して冷蔵庫内で保存しています。低温乾燥状態で保存すると数年間は使用できます。

直播する野菜では、ホウレンソウ・菜類・ニンジン・カブなどはすじまきにし、キュウリやダイコンは
畝作りと作付け のページで表示した適正な株間を計って点まきします。苗を作ってから植える種類では、ネギ・タマネギは畝の一部を苗床にして、ばらまきかすじまきします。カボチャ・キャベツ類・レタスなどは、上の表の説明で書いたとおり素焼鉢にまき、黒いポリ鉢に鉢上げして苗を育てます。ポリ鉢は7.5cm径と12cm径のものをよく使います。 
   
キャベツ苗の定植   生育中のキャベツ   結球開始期のキャベツ

上の写真は、7月にタネをまいて育てた秋作早生キャベツの苗の、定植から結球が始まるまでを示しています。キャベツの定植の様子。5センチごとの目盛りの物指しを使って株間やトンネルの骨の位置を決め、キャベツを定植して寒冷紗で被覆します。物指しは左官定規に目盛りを付けた自作品です。生長が進めば寒冷紗を取り除きます。やがてキャベツが結球し始め収穫が待たれます。

 

タネまきの時期・植え付けの時期などは、各土地の気候や土質によって変わります。前のページからこのページに
かけて掲載した文章や表の内容は一つの例として見てください。もし損害が生じても責めには応じられません。




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